Working Process
下回り防錆メニュー ハードプラン(車両全体を行う場合)

下回り防錆メニュー ハードプラン(車両全体を行う場合)

下割り防錆メニューは他に、下記をメニュー化しております。

  • ライトプラン(錆が少ない場合)
  • プラン1(錆が小規模の場合)
  • プラン2(錆が小規模以上の場合)
  • ハードプラン(車両全体を行う場合)

ハードプランでは、
車両を完全にバラすことで細部まで施工することと、回転させることで通常では溶剤などが入り込めない箇所への施工を行います。
(このプランは錆があまり発生していない車両向けです。錆が発生している車両は程度により、プラン2へと移行します。)

通常の車両なら、10年~15年程度で故障していなくても寿命を迎え廃棄されていきます。
融雪剤が頻繁にまかれる地域や、海沿いの地域など特殊な場合を除き、その10年~15年間の間に錆は発生しても錆により車両が使用できなくなることは希です。
ですが、通常の使用期間以上車両に乗り続けて行く為には機関はもちろんですが、ボディもリフレッシュが必要だと思います。

モール類など特にそうですが、こういったボディのリフレッシュも、パーツの出るうちに行っておくと無くなってからよりは費用も抑えられ、今後、10年15年と走り続けていくにあたり安心です。

■作業工程

まずは完全にボディのみの状態にし、専用洗浄剤にて各部を洗浄します。
もちろん室内側からも同様に行います。

純正、新車時に処理出来ていない部分を手作業で処理していきます。
まずは塗るべきパネルの隙間からシール材が外れています。

下写真はシールがかなり適当です。
ロボットによる作業でしょうが、このあたりは錆びるかどうかなので、生産上これは失敗にはならないのでしょう・・・。
(このようなシール材の塗りミス?はR32→R33→R34とひどくなっていきます。)

雨が漏れたり、それ以外にも異常がでなければ欠陥ではないとされているようですが、10年以上乗るなら、このあたりの作業がしっかりしてあるかどうかで錆は変わると思いますが・・・。


この様な量産品といいますか、ライン生産の特徴を見るたびに考えてしまうことがあります。
よくエンジンルームや、トランク周辺、フェンダーの合わせ目などのシール材がどのような形状かなどで事故、修復歴の判断がされます。
たしかに修理の際にシール材を剥がしてしまうので、修理の有無の判断にはいいと思います。

その為、純正風や新車時に似せたシール材、塗装の塗り分けなど希望される方がおられますが、どうすべきか迷ってしまいます。

その趣旨でいくと、右写真のシール材などはパネルの隙間、合わせ目からワザとずらして施工しないといきませんが、車体に対してどうなのかと思います。


フロアの純正のアンダーコート、ウレタンコートですが、塗っている箇所とそうでない部分とがありますが、塗っていない箇所は比較的新しいBNR34ですら薄サビが出てきています。

全面に塗ったほうがいいでしょうけどこのあたりはコストの問題でしょうか、塗っていない箇所が多いです。


入念にシール材を塗りこみます。ただし完全には密閉できませんし、密閉する方が水分も抜けずいいことはありません。
その上から2液性ウレタンコートを散布します。

弱点のストラット裏もしっかり施工していきます。
燃料タンクの裏側や、リアメンバーの裏側もしっかりと、ここまでバラさないと施工できない部分や、今まで修理してきた車両でよく錆びている部分などは特に重点的に施工します。

下写真はBNR32のトランクフロアを裏側(下から)見たものですが、 燃料タンクで隠れている部分のフレームだけ特に激しく錆びています。
これは下からシャーシブラックやその他、防錆塗装をしても燃料タンクが邪魔になり防錆塗装ができない為、錆びてしまいます。
ここまで錆びるとフレームを交換しないと修理は不可能です。
*特に酷い場合の例です。燃料タンクを外さないとすべての車両でこうなるわけではありません。フレーム内部への液状防錆剤(ノックスドール等)でも内部から予防できます。

下回り全面をボディ同色にて仕上げております。

歴代オーナー様の扱い方、乗られてきた環境等、様々な要因がありますが、モデルとなっている、BNR34ですら約15年の年数が経過しています。
この先の10年、20年を走り続けれるように「全面保護」のプランをご紹介させていただきました。

*なお、モデルの074号車はベイサイドブルーですが、その他の型式でも、エンジンルームのみ黒であったり、クリア塗装がなかったりとボディとはことなる塗装色、塗装方法で仕上げられています。ハードプランまでバラしている場合は、エンジンルームの塗装も同時に施工しております。

エンジンルームもボディ同様、サビ取り、下地処理をおこなってから 、下回り同様のボディ色塗装です。